2017年06月02日

ヘルニアの治療はどんなことするの?

椎間板ヘルニアによる痛みは、
椎間板から脱出した髄核(クッションの中身)
によって神経根が圧迫されて、
神経根そのものやその周囲に
炎症がおこることが原因です。





ですので、痛みの激しい急性期には、
炎症を刺激せずに沈めるために
消炎鎮痛薬を内服して、安静にしています。

だいたい数日~1週間で
一時的に痛みは楽になります。


しかし、炎症が一時的に消えても、
ヘルニアがひっこんでしまうわけではないので、

痛みが軽くなってきたら、
一般的な治療法として牽引(けんいん)療法や
温熱療法、運動療法などが行なわれます。


よく行なわれる牽引療法は、
脊柱をひっぱって伸ばし、
脱出した髄核が自然にひっこむのを
期待する療法とされていますが、

科学的に解析すると治療効果は
ほとんどないようです。

国際的な研究でも明らかにされています。


逆に温熱療法は、腰や脚の痛む部分を温めて、
かたくなった筋肉をやわらかくし、

同時にヘルニアがおこっている部分の
血行をよくして、炎症を治す治療法です。

病院の理学療法室だけでなく、
自宅のお風呂で、ぬるめの湯にゆっくりと入ることも
効果を期待できます。


当院では、ヘルニア周辺の血流改善、筋肉をほぐす目的で深層整体と筋膜リリースという治療法を中心に行なっています。



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Posted by やまひろ at 22:39│Comments(0)ヘルニア
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