2017年06月04日
腰のヘルニアの手術方法は何種類あるの?
腰のヘルニアの手術方法は
全部で6種類あります。
1、LOVE法(ラブ法)
2、内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)
3、レーザー治療(PLDD)
4、経皮的髄核摘出術(PN法)
5、追求切除術
6、脊椎固定術
順番に簡単に説明していきます。
もっと詳しく知りたい方は、
術名で検索していただき調べてみてください。
1、LOVE法(ラブ法)
日本で最も主流だった椎間板ヘルニアの手術方法です。
全身麻酔をして、
背中側から5~6センチくらい切開して、
腰椎の一部を削って、
神経を圧迫している髄核を取り除く手術方法です。
ヘルニアの手術としてはオーソドックスな手法ですが、
最近は小さい傷口からマイクロ顕微鏡を使って手術する
マイクロラブ法というものがあります。
こちらだと入院期間は短くなり
1週間~10日程度で済みます。
2、内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)
LOVE法 の後継とされる手術方法です。
この手術方法では、まず全身麻酔をして
背部を 1.5センチ程度切開してから、
直径 1.5センチ程度の管と
内視鏡を入れて手術します。
内視鏡をから映し出された手術部位の映像を
モニターで拡大して見ながら神経をよけて、
圧迫している髄核を摘出する手術方法です。
見える範囲が内視鏡の映像範囲に限られるので
高度な医療技術が必要です。
この方法のメリットは、
従来の摘出手術として主流だった
LOVE法に比べ傷が小さく、
術後の傷の痛みが少ないことです。
この他にも、切る範囲が非常にせまいので
筋肉への負担が少なくて済んだり、
早期離床・早期退院 ( 約2週間 ) が
可能といった利点もあります。
3、レーザー治療(PLDD)
この手術方法は入院の必要がありません。
正式には、
経皮的レーザー椎間板減圧術 ( PLDD )といいます。
この方法は中間的治療法とされていて、
日本でも 1992年 から行われています。
数ミリ程度の特殊な針を腰に刺して、
レーザー照射用のファイバーを入れて、
髄核をレーザーで焼くという方法です。
施術時間は15分 ~ 30分程度で、
病院にいる時間は半日もかかりません。
しかし、いいことだけではありません。
すべての椎間板ヘルニアに有効ではなく、
症状がある程度強い、
中・重度のヘルニアでは
効果がほとんど無いようです。
なおかつ、この手術は保険適用外のため、
治療費は約20万~60万が必要になります。
4、経皮的髄核摘出術(PN法)
この手術方法も日帰り手術が可能です。
方法はヘルニアを起こしてしまった患部に
局所麻酔をかけて背中に
直径4ミリ程度の管を刺し込みます。
その管を通った鉗子を使って
X線透視下で確認しながら
飛び出ている髄核を摘み出します。
手術時間は1時間程度で後遺症も少なく、
安全性の高い日帰り手術として
PLDD同様に注目されています。
ちなみにこのPN法とPLDDの最大の違いは、
現時点では PN法 は
「 保険が適用される 」手術という点です。
5、椎弓切除術
この手術は、
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
などで腰痛・下肢痛 、歩行困難に
なっている場合に選択される方法です。
手術方法は全身麻酔をして、
腰の骨の後の部分
( 椎弓、関節突起、横突起などがある部分 ) を
広く切り放し、骨や靭帯などの神経への
圧迫を取り除きます。
先にも述べましたが、
この手術を行うのは神経が通る
脊柱管が狭くなった場合や
ヘルニアが大きい患者に適用されます。
6、脊椎固定術
この手術は、ヘルニア以外でも、
分離症やすべり症などで
不安定になった脊椎に対し手術の時に削った骨や金属片で
腰の骨の間隔を調節して、
さらに金属金具で腰の骨をまとめて固定する方法です。
全部で6種類あります。
1、LOVE法(ラブ法)
2、内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)
3、レーザー治療(PLDD)
4、経皮的髄核摘出術(PN法)
5、追求切除術
6、脊椎固定術
順番に簡単に説明していきます。
もっと詳しく知りたい方は、
術名で検索していただき調べてみてください。
1、LOVE法(ラブ法)
日本で最も主流だった椎間板ヘルニアの手術方法です。
全身麻酔をして、
背中側から5~6センチくらい切開して、
腰椎の一部を削って、
神経を圧迫している髄核を取り除く手術方法です。
ヘルニアの手術としてはオーソドックスな手法ですが、
最近は小さい傷口からマイクロ顕微鏡を使って手術する
マイクロラブ法というものがあります。
こちらだと入院期間は短くなり
1週間~10日程度で済みます。
2、内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)
LOVE法 の後継とされる手術方法です。
この手術方法では、まず全身麻酔をして
背部を 1.5センチ程度切開してから、
直径 1.5センチ程度の管と
内視鏡を入れて手術します。
内視鏡をから映し出された手術部位の映像を
モニターで拡大して見ながら神経をよけて、
圧迫している髄核を摘出する手術方法です。
見える範囲が内視鏡の映像範囲に限られるので
高度な医療技術が必要です。
この方法のメリットは、
従来の摘出手術として主流だった
LOVE法に比べ傷が小さく、
術後の傷の痛みが少ないことです。
この他にも、切る範囲が非常にせまいので
筋肉への負担が少なくて済んだり、
早期離床・早期退院 ( 約2週間 ) が
可能といった利点もあります。
3、レーザー治療(PLDD)
この手術方法は入院の必要がありません。
正式には、
経皮的レーザー椎間板減圧術 ( PLDD )といいます。
この方法は中間的治療法とされていて、
日本でも 1992年 から行われています。
数ミリ程度の特殊な針を腰に刺して、
レーザー照射用のファイバーを入れて、
髄核をレーザーで焼くという方法です。
施術時間は15分 ~ 30分程度で、
病院にいる時間は半日もかかりません。
しかし、いいことだけではありません。
すべての椎間板ヘルニアに有効ではなく、
症状がある程度強い、
中・重度のヘルニアでは
効果がほとんど無いようです。
なおかつ、この手術は保険適用外のため、
治療費は約20万~60万が必要になります。
4、経皮的髄核摘出術(PN法)
この手術方法も日帰り手術が可能です。
方法はヘルニアを起こしてしまった患部に
局所麻酔をかけて背中に
直径4ミリ程度の管を刺し込みます。
その管を通った鉗子を使って
X線透視下で確認しながら
飛び出ている髄核を摘み出します。
手術時間は1時間程度で後遺症も少なく、
安全性の高い日帰り手術として
PLDD同様に注目されています。
ちなみにこのPN法とPLDDの最大の違いは、
現時点では PN法 は
「 保険が適用される 」手術という点です。
5、椎弓切除術
この手術は、
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
などで腰痛・下肢痛 、歩行困難に
なっている場合に選択される方法です。
手術方法は全身麻酔をして、
腰の骨の後の部分
( 椎弓、関節突起、横突起などがある部分 ) を
広く切り放し、骨や靭帯などの神経への
圧迫を取り除きます。
先にも述べましたが、
この手術を行うのは神経が通る
脊柱管が狭くなった場合や
ヘルニアが大きい患者に適用されます。
6、脊椎固定術
この手術は、ヘルニア以外でも、
分離症やすべり症などで
不安定になった脊椎に対し手術の時に削った骨や金属片で
腰の骨の間隔を調節して、
さらに金属金具で腰の骨をまとめて固定する方法です。
Posted by やまひろ at 00:04│Comments(0)
│ヘルニア